マスカーテープの種類をご紹介！コロナ処理とは？

マスカーテープの種類

マスカーテープの種類は、マスカーテープの違いを知るとわかりやすいです。

マスカーテープの違いには、次のようなものがあります。

テープ素材の違い

マスキングテープの素材には「布」「ポリエチレン」「紙」「不織布」などがあります。マスキングテープは用途に合わせて選ぶことが重要ですが、汎用性の高いものを選ぶなら「布」がよいでしょう。

粘着剤の違い

マスキングテープの粘着剤には「ゴム系の粘着剤」と「アクリル系の粘着剤」が使われます。「ゴム系の粘着剤」は安価で剥がしやすいのが特徴ですが、日差しや紫外線に弱く劣化しやすいので、屋外で使用する場合は「アクリル系の粘着剤」がおすすめです。商品によって粘着力も異なるため、目的や設置する場所を考慮して選ぶことも重要といえます。

シート素材の違い

シートの素材には「ポリフィルム」「炭カルフィルム」「クラフト紙」「アルミ箔」などが使われています。塗装工事の養生には「ポリフィルム」がよく使われますが「クラフト紙」も使いやすく定番素材の一つです。

サイズの違い

マスカーテープの「マスキングテープ」と「シート」の部分は、大きさだけでなく厚みにも違いがあります。「マスキングテープ」の幅は5mmから100mm、シートの部分においては短いサイズなら15cm、長いサイズになると3m以上にもおよびます。

特に「マスキングテープ」のサイズを選び間違えると作業効率が悪くなるため、用途に合わせて選ぶのがポイントになります。例えば、細かい作業をするところには細い幅のもの、凹凸のある場所には薄いタイプのものを選ぶとよいでしょう。

機能性の違い

マスカーテープの中には、作業がしやすいように腕に通せる形状になっていたり、シートの上を歩いても滑らないように、ノンスリップ加工を施していたりするものもあります。

コロナ処理とは

「コロナ処理」の有無もマスカーテープを選ぶ際の重要なポイントです。「コロナ処理」とは、コロナ放電照射を行い、密着性やぬれ性を向上させる表面処理技術のことです。マスカーテープのシートの部分に「コロナ処理」が施されていると、シートについた塗料の液体がたれにくくなり、塗料で部屋が汚れたり、服に付着したりすることが少なくなります。

マスカーテープを使用する目的によっては「コロナ処理」は必要ありませんが、塗装工事用にマスカーテープを選ぶ際は「コロナ処理」が施されているマスカーテープを選んでおくと安心です。